遊びがわたしの軸になっていく
「自分のやりたいことを遊ぶキャンプ」
これはみんなの学校のフリーキャンプというスタイルです。
今年の夏も色んな心に残るシーンばかり。ひたすらに一日中どろんこをする。虫をたくさん捕まえる。工作で木の人形や棚をつくる。料理、野菜取り、鬼ごっこ、初めてするたき火、無人島での飛び込み、魚釣り。もちろんやらない選択も保障する。遊び疲れて休みたい子も。
今年の夏は、127名の子どもたちがみんなの学校のキャンプで様々な体験をしました。どれもこれも目を輝かせて体験をする。たくさんの健やかなエネルギーが渦巻くキャンプばかりでした。一人ひとりと決して同じでない体験だと断言できます。
その中でもとても印象に残ったシーン。
アラタくんの穴掘り今日は何したい?元気よく「穴掘り!」と彼はキャンプに参加するたび彼は穴掘りをする。
回を重ねることにスコップでの穴掘りの技術や、どのこの土が掘りやすいのか、竹や水を使いこなし水路の作るなど、大人からは想像の付かない発想をしてもくもくと日が暮れるまでずーっと穴を掘る。
穴が深くなると同時に彼の目もより輝いていく、自然と周りには、仲間たちが自然とできていった。
一見するとただの穴掘りだが、ひとりひとりに役目が生まれ、もくもくと穴掘りする集団に、自然と通りがかりのギャラリーも生まれる。
そこに競争や奪い合いはなく、ひとつの穴を掘ることでつながり、仲間ができ、ルールやしがらみを超えてひとりひとりがおさまるべき居場所におさまり、皆好きなように自分を満たしていた。