みんなの学校冒険クラブ
海キャンプで魚釣りに行った。子どもたちから「釣りしたい。釣りしたい!」の声。「やってごらん」と竿と餌と仕掛けを渡すと、苦戦しながらもおぼつかない手つきで糸を結び針と餌のエビをつける。釣りをしている者から見るとなんとも無茶苦茶なしかけが完成していたが、なんとなんと見事に魚を釣り上げたのだ。なんとも誇らしげだ。唐揚げにしても数多くの魚から見分けがつくようで、しっかりと自分で食べていた。さよならミーティングで「今日ね!最初から最後まで全部自分で釣りのしかけを作って魚釣ったんよ!」と瞳を輝かせながら伝えてくれた。なんだか僕も自分のことのように嬉しかった。
自分のやりたい気持ちを大切にすること。上手く、器用に、派手にやれなくていい。ちょっとでも芽生えた、「やってみたいな」「できるかな」の迷いながらも踏み出した一歩、その気持ちを大切にして、自分なりにやってみること。本当に楽しいことはお手軽じゃないのだ。不便の中にもそれも遊びに変えて主体を持って自分でやってみることが、これからの時代、自分の手足で生きていく精神的な豊かさにつながっていくのではないだろうか。
活動の様子
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